ドラゴンフルーツとは?味の違いや種類・おいしい食べ方・選び方を紹介

「ドラゴンフルーツってどんな味なんだろう?」
「健康にいいって聞くけど、実際にどんな栄養が含まれているのかな?」

食べたことのない人からすると謎の多いドラゴンフルーツ。

そのゴツゴツした見た目と奇抜な色合いから「悪魔の実」と呼ばれることもある果物です。 しかし、ドラゴンフルーツは見た目に反して、美容や健康志向の方に嬉しい栄養が含まれています。

この不思議な果物の魅力について気になっている方も多いのではないでしょうか?

今回は、ドラゴンフルーツについてまるっと紹介します。

弊社マルイ農園では、群馬県産のドラゴンフルーツを全国に発送しております。家族で丁寧に育てたドラゴンフルーツをぜひお試しください。

ドラゴンフルーツとは

名称

ドラゴンフルーツ(正式名称:ピタヤ/Pitaya)

名前の由来

果皮が龍の鱗のように見えることから「ドラゴンフルーツ」と呼ばれる

分類

サボテン科 ヒロケレウス属(柱サボテンの一種)

大きさ

約10~15cm(手のひらサイズ)

原産地

中央アメリカ・南アメリカ北部

 

ドラゴンフルーツは、サボテン科のヒロケレウス属に属する果物です。

果皮が龍のうろこや炎のように見えることから、ドラゴンフルーツと呼ばれるようになりました。日本では戦後に沖縄や台湾を経由して栽培が広がり、定着してきました。

ちなみに正式名称は「ピタヤ」と言います。

この名前は元々の原産地であるメキシコや中央アメリカで「pitahaya(ピタハヤ/ピタジャ)」と言う名前で呼ばれていたことに由来します。しかも紀元前2000年頃〜16世紀には、すでにドラゴンフルーツを食べていたことが確認されているから驚きです。

16世紀以降にスペイン人が中南米を植民地化した際、この果実の存在を知り、現地語を取り入れて「ピタヤ」と呼ぶようになり、後に国際的に流通するようになったそうです。

ドラゴンフルーツの国内の生産地

出典:農林水産省|特産果樹生産動態等調査(確報)令和4年産

ドラゴンフルーツの国内生産地としては、鹿児島県が6割以上を占めています。

「ドラゴンフルーツ=沖縄県」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実際は国内2位の収穫量なんですね。

ちなみに弊社マルイ農園では、群馬県産のドラゴンフルーツを全国にお届けしています。
最短翌日に届きますので、この機会に、ぜひ完熟ドラゴンフルーツを味わってみてください!

ドラゴンフルーツの収穫時期

日本国内のドラゴンフルーツが、市場に多く出回る時期は6月〜11月頃です。

寒暖差のある日本では、年間を通して収穫することが難しい側面があります。そのため、スーパーや量販店に並ぶドラゴンフルーツは外国産も多いです。しかし、外国産は日持ちさせるために、未熟な状態で収穫されるケースもあります。

国内産の多くは完熟の状態で収穫しているため、より美味しく召し上がれるのが特徴です。

ドラゴンフルーツの切り方

基本的なドラゴンフルーツの切り方は以下のとおりです。

  1. ドラゴンフルーツをよく水で洗う
  2. 包丁で縦に半分に切る
  3. さらに縦に半分にきって4等分にする
  4. 果肉から皮を剥がす
  5. 食べやすい大きさにカットして完成

皮は簡単に手で剥くことができます。

あとは料理に合った大きさにカットすればOKです。

ドラゴンフルーツの保存方法

ドラゴンフルーツは追熟しないフルーツです。

追熟とは、メロンやマンゴーのように収穫した後に甘さが増したり柔らかくなったりすることを言います。

ドラゴンフルーツは収穫した時点で完熟しているため、なるべく早く食べるのがおすすめです。

ドラゴンフルーツの保存場所

ドラゴンフルーツを保存する際は、乾燥しないように袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存してください。ジップロックのようなポリ袋に入れておくと安心です。

カットした場合のドラゴンフルーツ

カット済みのドラゴンフルーツは、ラップをして冷蔵保存しましょう。

こちらも乾燥させないことが大切です。

冷凍保存もOK

ドラゴンフルーツは、冷凍保存も可能です。
例えばシャーベットやスムージー、ピタヤボウルなどで食べる際は冷凍が役立ちます。

ドラゴンフルーツを美味しく食べるには

ドラゴンフルーツを食べる1時間くらい前に、冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。

あまり冷やしすぎてしまうと甘みを感じなくなってしまう点に注意してください。

ドラゴンフルーツの種類と味の違い


ピタヤという別名を持つドラゴンフルーツは、見た目の色、特に皮や実の色で種類を区別できます。

品種による違いはありますが、いずれもブドウ糖由来のすっきりとした甘みが特徴です。

ここでは、5つの品種を取り上げて、それぞれの風味の違いを詳しく見ていきます。

レッドピタヤ

外皮が赤く、中身は目を引くような赤紫色をしているのがこの品種です。

口当たりはホワイトピタヤと共通する部分がありますが、甘みはこちらの方があると言われています。鮮烈な赤紫色は「ベタシアニン」というポリフェノール成分によるもので、体内の酸化を防ぐ働きがあるとされています。

赤い果汁はシミになりやすいので、衣服を汚さないように気をつけて食べましょう。

ホワイトピタヤ

皮は赤色ですが、中身は黒い種が点在する白色の果肉で、市場で最もよく見かけるタイプです。

酸味はほとんど感じられず、穏やかな甘みとシャキッとした歯触りを楽しめます。すっきりとした味わいなので、果物としてだけでなく、サラダの具材や料理のアクセントとしても活用できます。

ピンクピタヤ

赤い皮をむくと、中から薄いピンク色の果肉が現れます。

風味や口当たりは赤肉種や白肉種と近く、すっきりとした甘さが持ち味です。特に沖縄県で育てられている「ちゅらみやらび」は、糖度が15度を超えるほど甘く、果汁が豊富で高い評価を得ています。

ゴールデンドラゴン

その名の通り黄色い皮に包まれ、果肉は白色をしています。

外観は他のドラゴンフルーツと同じく、うろこに似た突起で覆われています。甘さも酸っぱさも穏やかで、すべての品種の中で最もあっさりとした風味と言えるでしょう。

イエローピタヤ

外皮が黄色で、中身が白いという組み合わせが目印です。

表面に凹凸があり、元々は鋭いトゲが生えていましたが、市場に出る前に処理されています。現存する品種の中では、群を抜いて甘みが豊かで、みずみずしさが際立つと評価されています。

育てている農家が限られているため、手に入れるのが難しい貴重な種類です。

おいしいドラゴンフルーツの選び方

おいしいドラゴンフルーツは、以下のような特徴があります。

  • 果皮全体が濃いピンク色
  • 皮にハリがありしなびてない
  • ヒレ(突起)が緑色で尖っている

要は見た目からして元気なドラゴンフルーツがおすすめということですね。

ちなみに「ヒレが緑色で尖っている」というのは、スーパーなどでは確認しにくいと思います。というのも、出荷する際にヒレの部分をカットするケースが多いからです。

ドラゴンフルーツを収穫してしばらくすると、ヒレの部分は自然に変色してきます。
なので、このポイントはそこまできにする必要はありません。

「農園現地で選べる時は、ヒレの部分にも注目する」くらいのイメージでOKです。

ドラゴンフルーツの栄養と期待できる効果

ドラゴンフルーツに含まれる主な栄養成分は以下のとおりです。

栄養成分

含有量

エネルギー

52 kcal

たんぱく質

1.4 g

炭水化物

11.8 g

食物繊維

1.9 g

マグネシウム

41 mg

カリウム

350 mg

ビタミンC

7 mg

葉酸

44 µg

出典:日本食品標準成分表2020年版

ここでは、ドラゴンフルーツに含まれる注目の栄養成分と、期待できる効果についてみていきましょう。

マグネシウム

ドラゴンフルーツには、りんごと比較して約13.7倍のマグネシウムが含まれています。

これは果物の中でもトップクラスの含有量です。

マグネシウムは、歯や骨の健康をサポートする働きが期待できます。神経の高ぶりを抑えて精神を安定させる際も、マグネシウムが役立つそうです。その他、血圧の低下をサポートしたり、動脈硬化などの予防にも大切と言われています。

カリウム

ドラゴンフルーツには、100gあたり350mgと豊富なカリウムが含まれています。

カリウムは塩分の排出をサポートする働きがあり、水分バランスを保つために欠かせないものです。神経や筋肉の正常な働きに不可欠で、細胞が適切に機能するための土台を作ります。

むくみの改善や、疲労回復、夏バテの予防もサポートしてくれます。

食物繊維

ドラゴンフルーツには、バナナの約2倍の食物繊維が含まれています。

100gあたり1.9g含まれているので、食物繊維が不足しがちな現代人にとっては嬉しいポイントです。

食物繊維は善玉菌のエサになるため、腸の働きをサポートするのに役立ちます。便秘の改善や食後の血糖値の急上昇を穏やかにする働きも期待できる栄養素です。

ビタミンC

ドラゴンフルーツはビタミンCも含まれています。

ビタミンCは、肌のハリを保つために必要なコラーゲンの生成をサポートします。シミやそばかすの原因であるメラニン色素の生成を抑える働きもあるそうです。老化防止の効果も期待できるため、アンチエイジングにも役立ちます。

葉酸

ドラゴンフルーツに含まれる葉酸は、貧血予防や細胞を作るのに欠かせないものです。

子供の成長や元気な体を作るために重要な栄養になっています。ドラゴンフルーツには、キウイの1.2倍ほどの葉酸が含まれています。

このようにドラゴンフルーツは栄養たっぷりの果物です。

抗酸化作用を持つ成分や、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。日常に取り入れることで、心身のサポートとして役立つでしょう。

ドラゴンフルーツのおいしい食べ方

ここでは、ドラゴンフルーツのおすすめの食べ方を紹介します。

果肉はもちろん、皮まで使ったレシピもあるので、ぜひ余すところなく使ってくださいね!

切って冷やして食べる

最もシンプルで定番の食べ方です。

食べる1時間前に冷蔵庫で冷やしてから、縦半分に切りスプーンですくうだけで楽しめます。

白肉種は甘さ控えめなため、ハチミツをかけるとよりおいしくいただけます。

サラダ

さっぱりとした味わいと鮮やかな色合いはサラダに最適です。

葉野菜やアスパラ、生ハム、帆立などと組み合わせると食感と彩りが増します。

肉料理の付け合わせやおつまみとしてもおすすめです。

皮を使った料理

ドラゴンフルーツは果皮も食べられます。

ただし、突起部分はハサミなどでカットしてください。果肉と同じく栄養が豊富です。
細切りにしておくと、どんな料理にも合わせやすくなります。

例えば、以下のような料理に使うのがおすすめです。

  • 天ぷら
  • 炒め物
  • 和え物
  • 味噌汁

ぜひ試してみてくださいね!

まとめ

ドラゴンフルーツは、見た目のインパクトに反して食べやすく、レッドやホワイトなど、品種ごとの風味も魅力です。

栄養面ではマグネシウムやカリウム、食物繊維、ビタミンC、葉酸を含み、日々の体調管理や美容のサポートに役立ちます。

食べ方は冷やしてそのままの他、サラダやスムージー、デザート、皮の天ぷら・味噌汁・和え物まで多彩で、食卓の彩りと満足感を高めてくれるでしょう。

弊社マルイ農園では、群馬県産の完熟ドラゴンフルーツを丁寧に収穫・選別し全国へ配送しております。

関東圏であれば最短翌日でお届け可能です。

家族で丁寧に育てたドラゴンフルーツを、ぜひ一番おいしいタイミングでお召し上がりください。

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